中尾 聡志(なかお さとし)
◆自己紹介
場をひらく仕事、ファシリテーションや円坐守人、人の話を聞く仕事をしています。あと松戸でNPOのお手伝いなど。生まれは埼玉、現在は世田谷区在住。趣味はピアノとマラソン、あと即興演劇。卵が大好き。
◆ひとこと
普段一緒にいる人たちも、出会いまで戻れば本当に偶然でしかなく、出会うこと、ご縁って不思議だなと思います。きよさんと小林くんとのご縁も本当に偶然。でもこんな風に何か同じ方角を向いて、集まれるというのは何だか嬉しいなと思います。この時代に生まれたこと、この国に、この土地に、この家に生まれたこと、出会った人たちのこと、自分に起きたご縁を丁寧に言葉にできたら、それも祈りの一つなのかなと思いました。この場所がいろんな人の祈りの場になりますように、そんな風に思っています。
小林 永照(こばやし ながてる)
◆自己紹介
1986年生まれ。東京の葛飾区の延命寺で副住職をしています。
お寺の長男として生まれながら、お寺を継いで行くということがどうしても腑に落ちず、18歳のころから自分なりに苦しんできました。それから14年ほどたち、ようやく最近「僧侶で良かったんだ」と思うことができました。こうした10年以上の歩みのなかで、様々な縁に導かれ、大切な人たちと出会ってきました。そうした人たちとともに、現在お寺で場を開く活動をやらせていただいています。活動を通して、僕自身も学んでいます。趣味は模型作り、サブカルチャー。
◆ひとこと
「人と関わること」・・・おそらく、多くの人は何気なく普段行っているんじゃないかなと思うのですが、僕にとっては、ハードルの高い、とても困難なテーマだと思っています。いま目の前にいる人や、いま起こっている出来事に、そのまま関わっていく、ということがとても難しいのです。けれど、だからこそ、普段日常で起こることに丁重に関わって、感じていきたい、今目の前にある「豊かさ」を受けとって行きたい、という想いもあります。
谷口 起代(たにぐち きよ)
◆自己紹介
千葉県松戸市育ち。19歳で鉄砲玉のように家を出て、その後、海外を含め様々なところを転々としてきました。父が独居高齢者となったことをきっかけに、2007年から松戸市在住。夫と猫のアンコと暮らしてます。専門は、心身のバランスをとることや生活を創るという領域(心理療法とソーシャルワーク)。保健医療福祉分野の制度の読み解き。書くこと。人間観察。
◆ひとこと
都市近郊の暮らしを見渡してみると、失われたものの大きさや抵抗できない時代の力に心が押しつぶされそうになることがあります。自分の願いや思いとうらはらで矛盾した選択や行動をしなければ生きてゆけなかったり、何かを置き去りにしなければ世間のペースについていけなかったり。振り返ってみると、それにかたくなに抵抗し、変わり者と言われ続けてきましたが、人生も後半に差し掛かり、二度と戻らないつもりで出て行ったこの松戸で暮らすことになっためぐり合わせを、しっかりと生ききろうと思います。都市近郊で暮らすことの矛盾にしっかりと向き合って、少しでも創造的に人間らしい暮らしをを紡いでいきたい。こんな想いから地蔵の会を始めました。